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本田圭佑とバロテッリとカカ、ときどきロビーニョ。そして田中達也とワシントン。

 さて、コパ・イタリアでミランに移籍してからの初ゴールを決めた本田圭佑。この試合はトップ下のポジションでスタメンであった。なお、ロビーニョが周りをうろちょろしていたので、クリスマスツリーなのか単独のトップ下なのかを断定することは非常に困難である。筆者の見立てだと、クリスマスツリー。4-3-1-2ではなく、4-3-2-1。何が違うねん!ただの数字遊びやないか!!となりそうだが、FWとトップ下の役割は当然異なってくるので、実に大きな違いがある。

 最初に田中達也とワシントンとの思い出を語ることにしよう。当時の筆者は、フィジカルの強い人が相手のCBとフィジカル勝負をする。フィジカルの弱い人は相手のいないところでボールを受けて勝負をするもんだと決めつけていた。例えば、背の高い選手はヘディングが強くて、背の低い選手はヘディングが弱いというそれである。

 浦和の試合を眺めていると、その見立てがどうにも怪しい。ワシントンと田中達也。相手のCBを背負いそうなのは、フィジカルに優れたワシントンである。しかし、何度眺めても田中達也が懸命に体をはっていた。このように、往々にして見た目というのはプレースタイルとは何の関係もないことが起こる。なお、この先入観にまみれた見立てによって、多くの長身選手が誤解されている現象は現在でも続いている。なぜ、ポストマンとして育成されなかったのかは謎であるが。

 なお、スタジアムで観る田中達也は常に相手のDFラインの裏を執拗に狙い続ける選手であった。新潟に移籍してからどのように変化したかは観ていないので、わからない。ただ、ドリブラーという先入観はあっさりと崩れ去り、フィリポ・インザーギみたいな選手だなと感想を持ったことを強く記憶している。よって、田中達也全ゴール集があれば、意外に少ないタッチ数でゴールを決めまくっているのではないかと予想している。

 さて、話をミランに戻そう。怪我人はスルーするとして、ミランの前線に起用される可能性のある選手は、バロテッリ、カカ、ロビーニョ、本田圭佑、パッツィーニとなる。エル・シャーラウィは怪我。ニアングは残念ながらわからない。では、それぞれの選手の特徴について見ていこう。

 最初にロビーニョである。左サイドを主戦場としていたのはレアル・マドリー時代である。最近のミランの試合を観ていると、相手のDFとMFの間に位置していることが多い。もちろん、左サイドに流れることもあるが、基本的に相手のDFとMFの間のスペースにポジショニングしている。相手のDFラインから離れてプレーすることが多い。

 次にカカである。カカも左サイドからのプレーを得意としている。しかし、DFとMFの間でのプレーを得意としている。ロビーニョと同じように、相手のDFラインから離れてプレーすることが多い。この両者のプレーエリアは似通っているが、プレーの選択、個性に違いはあるので、試合に起こる現象は当たり前のように異なる。

 そして、我らが本田圭佑である。相手のDFラインとバトルできることは南アフリカで証明している。だが、あまりそのようなプレーを好んでいない。基本的に中央に鎮座し、縦に幅広く動くプレーを得意としている。サイドに関しても、左に行ったり、右に行ったり。なので、色々な役割を期待できそうである。なお、最近の日本代表ではCFを追い越す動きもしている。

 問題児のバロテッリである。問題児と表現すると、バロテッリに怒られるようである。フィジカルと技術に秀でた恐ろしい選手である。万能型と言ってもいいかもしれないが、嫌いな仕事をとことん嫌がるきらいがある。特に相手のCBとのバトルはあまり好きではないようである。なので、ワントップで使うと妙におとなしい。そして、CBとバトルしてくれる相棒が出てくると、急に目立ち始める。つまり、DFラインから解き放ったほうが持ち味を発揮できる選手である。

 最後にパッツィーニである。ペナルティエリア内での仕事を得意としている。なので、相手のDFラインに位置することを厭わない。というか離れてプレーしたら、ゴールから遠ざかってしまうので、得意な仕事の機会が減ってしまう。ちなみに、同じような仕事をしてくれそうなマトリさんはフィオレンティーナに移籍してしまっている。

メンバーを眺めてみると、相手のDFラインとのバトルをいとわないのは、パッツィーニしかいない。この時点でワントップ、ツートップのファースト・チョイスはパッツィーニになるのだが、ファースト・チョイスはどうみてもバロテッリになっている。ツートップをカカとバロテッリにするのもありだが、その場合は、ゴール前に入っていける選手が必要になる。トップ下にボアテングがいればと思うのは致し方ないところである。

 だったら、SHの選手が行えば良いとなるが、ミランは4-3-3縛りが有るようで、攻撃に横幅はSBが担っている。さすがに、攻撃の横幅隊のSBがゴール前まで飛び出してくることを日常とするのは無理がある。それならば、飛び出しまくってくるCHの選手たちに任せてみればとなるが、そのためには中央のスペースをあける必要が有る。しかし、中央のエリアを好む選手が多いので、それはなかなか厳しい現実となる。

 というわけで、めんどくさい現状のミランである。今の選手の動かし方ではにっちもさっちもいかないし、相手の隙間で活動することを得意とする選手がわんさかいる。整理案としては、そのような特徴をもった選手を4-2-3-1の3の部分に大量動員する方法がある。その辺りはセードルフさんの腕の見せどころだろう。

 なお、本田はロビーニョ、カカとのポジション争いになる。ロビーニョとカカは味方の中盤のスライドの穴埋め守備をまるで行わないので、手っ取り早いのは守備で差を見せつけることである。また、日本代表でも見せているように、CFを追い越す動きを見せることができれば、他の選手との違いを攻撃面でも見せつけることができるだろう。レアル・マドリーの10番を本気で狙っているなら、元レアル・マドリーコンビとのポジション争いは望むところかもしれない。

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