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ボローニャから学ぶ5-3-2の守備方法について ~ナポリ対ボローニャ~

 さて、今回はボローニャの運用する5-3-2の守備について見ていく。なお、本田圭佑がミランに移籍したことでにわかに注目を集めているセリエAでは、3バックが異様に流行っている。なので、どのチームの守備がどのような仕組みで機能しているかを考えてみるのコーナー。ただし3バック同士の対決だと、また色々と異なってくるので、4-4-2を愚直に行うラファエル・ベニテスは素敵だ。

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 なので、序盤のナポリは右サイドのマッジョが頻繁にボールに絡んで試合を進めてきた。マッジョがボールを持ったときにボローニャの対応は以下の様なものであった。

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 泣き所の移動である。ボローニャの考えを整理すると、スライドして発生した黒い四角のスペースにボールを運ばせたくない。もしも、ボールを運ばせてしまったとしても、こちらのスライドが間に合えばOK。相手がボランチ経由でボールを運んだ場合はスライドが間に合わないので、ボランチ経由でボールを運ばせないために、自分たちのFWをボランチに当てる。その代わりに、相手のDFラインへのパスコースをあける。なので、相手の攻撃はDFラインを経由してボールを循環させる。この場合は3枚のスライドでも間に合うという理屈になる。なお、泣き所のスペースを埋める方法としてはDFラインから前へのスライド、FWからの後方へのスライドでも対応は可能である。

 この守備でナポリの攻撃を機能不全に追い込むことに成功する。それでもマッジョがフリーでボールを持つ状況を何とか作れるナポリだったが、マッジョのプレーによって、次の選手が時間とスペースを得ることができなかった。その大きな理由はマッジョを捨ててでも、ナポリの前線の選手をマンマーク的に潰す5バックが機能していたからである。人海戦術で相手のフリーランニングにも余裕を持って対応できるボローニャの守備の前に、ナポリは苦しむことになった。

 ちなみに、高い位置からプレッシングを掛ける場合は最初の図の形に戻る。2トップが相手のCBに突撃し、サイドには中盤の選手が飛び出してマンマーク的に潰しにかかる。マインツの得意技であるが、岡崎以降は観ていないので、最近がどうなのかはわからない。

 なお、このまま黙ってやられるほど、スペイン人は甘くないよというわけで、ベニテスの修正もついでに見ていく。

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 スペインっぽいのがフリーな場所にいい選手を置く采配。最後の相手の泣き所にというのはそこまで見られなかった。ハムシクが幅広く動いてシンプルにボールを離したことで、狭いエリアから広いエリアにボールを供給し、ボローニャの守備の狙い所をぼやかしたのも大きかった。また、ひたすらにサイドチェンジを繰り返していたのも大きかった。

 マッジョが浮かされるのはEUROでも観た記憶があるので、頑張れマッジョ。なお、試合は2-2の引き分けで終わった。今後のボローニャはビアンキ、ディアマンティの前線コンビに守備が安定すれば、降格圏内から脱出できるかもしれない。

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