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スーペルコパファーストレグ ~アトレチコ・マドリーは砕けない~

スーペルコパのファーストレグ。ファーストレグの会場はサンチャゴ・ベルナベウ。国王杯の覇者とリーグ戦の王者で戦われるこの方式は世界各国で行われている。日本で言えば、ゼロックススーパーカップだ。その他の国とスペインのレギュレーションの差は、2試合行われることにある。奇しくもチャンピオンズリーグファイナルの再現となったスーペルコパ。セカンドレグが有ることで、結果にどのような影響が出るのか興味深い。

 レアル・マドリーはクロースを早速起用。モドリッチ&ディ・マリアロールの解体がチームにどのような影響を及ぼすかは想像がつかない。ただし、彼らの役割は亜流と言えば亜流。より正攻法の形に近づいていくのかもしれない。注目されたキーパーにはカシージャス。ただし、ケイラーナバスの実力に疑いはないので、余談は許さないだろう。また、ハメス・ロドリゲスはベンチに控えている。

 ジエゴ・コスタ、フェリペルイス、クルトワが移籍してしまったアトレチコ・マドリード。しかし、マンジュキッチ、モヤなどを獲得。積極的に移籍市場を動きまわることで、戦力ダウンしたのかどうか判断の難しいところまでの陣容を揃えることに成功している。ミランダ、ゴティン、ガビ、マリオ・スアレス、ティアゴ、コケと言ったセンターラインが揃って残留していることから、今季も昨シーズンのリプレーが期待される。

 ■守備的ポゼッションとアトレチコ・マドリーの残された選択肢

 ファーストレグとセカンドレグを統合的に考えれば、ファーストレグは前半戦に過ぎない。試合の序盤からリスクを冒さないように、ファーストレグで奇襲を仕掛けることは、ジャイアントキリングを狙っているときくらいだろう。

 レアル・マドリーは、シャビ・アロンソを中盤に落とし、アトレチコ・マドリードのハイプレスを牽制する。4-4-2で形を作るアトレチコ・マドリー。マッチアップをずらされたときの選択肢は2つ。枚数を揃えるか、後方に撤退して、スペース管理で対抗するか。この試合がファーストレグであり、会場がサンチャゴ・ベルナベウであることを考えれば、リスクをかける枚数揃えを選択することはいくらシメオネでも考えにくい。アンチェロッティの読み通りに後方に撤退するアトレチコ・マドリー。ボールを保持し試合の主導権を握ることで、不確定要素を削除することで、リスクを抑えるアンチェロッティ。

 次のレアル・マドリーの手は、サイドチェンジを繰り返すことだった。アトレチコ・マドリーの守備のバランスを崩すには、ボールホルダーの位置によって決められるアトレチコ・マドリーのポジショニングを何度も何度も動かす必要がある。シャビ・アロンソ、クロースとサイドチェンジの盟主を揃えたレアル・マドリー。よって、精度の高いサイドチェンジを繰り返すことで、ボールを前進させるというよりは、クリスチャーノとベイルにいい形でボールを届けることが狙いのようだった。

 クリスチャーノのサポートはマルセロとベンゼマ。ベイルのサポートはカルバハルとモドリッチ。与えられたポジションごとの役割の変化が機械的な対応を相手に許さない。しかし、クリスチャーノは怪我の影響で元気がない。ベイルが相手をサイドに引っ張っても、ベンゼマがゴール前で飛び出してこない。よって、レアル・マドリーはボールを保持すれど、孤軍奮闘が目立つ形であった。特に低い位置での仕事をしながら、相手のCBとSBの間を走り抜けるタスクがちょっときつそうなモドリッチが印象に残っている。

 ただし、ここまでも予想通りのアンチェロッティ。ベイルとクリスチャーノが個人技でどうこうできればいいやくらいの計算。後方に枚数を揃えることで、アトレチコ・マドリーのカウンター対策を行う。素早い攻守の切り替えを行うことによって、アトレチコ・マドリーのカウンターの起点を壊していくレアル・マドリー。逆カウンターで相手を仕留められれば最高だったかもしれないが、それは望み過ぎだろう。守備的とも言えるポゼッションでじわりじわりとアトレチコ・マドリーを追い込んでいくファーストレグの前半戦。

 そんなレアル・マドリーの攻撃に対して、シメオネ率いるアトレチコ・マドリー。レアル・マドリーの攻撃はサイドチェンジのあとに行われる。強引に中央を突破してこない。よって、MFの選手の距離をいつもよりも長めに設定することで、スライドを間に合うようにする。そして、ボールサイドのFWでバックパスの選択肢を削りながらプレッシングを行わせた。この行動によって、レアル・マドリーはボールを保持する時間を削られ、攻撃の可能性をますます低いものにさせられてしまう。

 アルダとジエゴ・コスタのボールを単独で運ぶ能力はアトレチコ・マドリーの武器だったが、両者はいない。ちなみに、アルダは出場停止だ。アトレチコ・マドリーはショートパスの連続でボールを前進させることもできる。しかし、レアル・マドリーは守備の枚数を揃え、トランジッションに力を入れてきている。この時点で詰みそうなアトレチコ・マドリー。残された選択肢は繰り返されるハイボールをマンジュキッチとラウール・ガルシア。SBを狙い撃ちにする両者に対して、シャビ・アロンソが身体を貼りまくっていたが、限界がある。アトレチコ・マドリーはこのハイボール攻勢で相手のミスを誘い、フィニッシュまで届く場面を作っている。それにしても、ラウール・ガルシアがハイボールの的になるとはオサスナ時代から考えると、想像するのは難しかった。

 ■計算通りのアンチェロッティだが

 後半の頭からクリスチャーノ→ハメス・ロドリゲス。クリスチャーノは怪我の模様。左サイドに配置されたはずのハメス・ロドリゲスだったが、中央に鎮座していた。レアル・マドリーの左サイド攻撃はマルセロの単騎特攻になる。もちろん、特攻するリスクを冒すわけはないので、右サイドから徹底的にボールを運ぶようになっていく。左サイドはボールの中継地点。左によせて、右で勝負の様相。

 アトレチコ・マドリーもすきあらばボールを奪うプレッシングを見せる。ハイボールとセットプレーだけにすべてを託すには心もとない。よって、自陣にスペースができるようになり、試合が徐々にオープンになっていく。右サイドからの攻勢にすることによって、ベンゼマ、モドリッチがゴールとボールに近い位置でプレーできるようになっていく。この変化がベイルサイドに活力をもたらしていった。対するアトレチコ・マドリーは、グリーズマンを投入。ラウール・ガルシアを右サイドに移すことで、マルセロ狙い撃ち。しかし、ボール保持で上を行くレアル・マドリーの前にどっちのサイドを中心にボールを展開するか合戦で負けてしまう。

 レアル・マドリーは徐々に攻勢を強めていく。ハメス・ロドリゲスはチャンスメイクで存在感を示し始める。クロースは自分が試合を決めるんだという意志をプレーで見せ始める。ここが勝負どころとディ・マリアを投入し、左サイドからの攻勢も強める。苦戦の模様のアトレチオは退場の雰囲気を醸し出していたシケイラを交代させるのみ。セットプレーからゴティン!くらいしか可能性の感じない後半戦となってしまっていた。そしてゴールが生まれる。ベンゼマが潰れて、最後はハメス・ロドリゲス。

 交代枠の残っているレアル・マドリー。ベンゼマとベイルを前線に出した4-4-2で残り時間を過ごす。しかし、残り10分をコンパクトに守り切る体力はまだない。アトレチコ・マドリーがボールを繋ぎだす。やっとボールに絡みだすグリーズマン。アトレチコ・マドリーの本質は流れの中にはない。ボールを回すことで、相手陣地でのセットプレー機会を増やすことに有る。そして得たコーナーキックから最後はラウール・ガルシア。アウェーの地でアウェーゴールを決めることに成功する。まるで帳尻合わせのゴールに驚かされたのは言うまでもない。ただし、試合内容は散々だったアトレチコ・マドリーなので、セカンドレグでシメオネの反抗が始まるだろう。

 ■独り言

 ハメス・ロドリゲスとクロースはあっさりとチームに溶け込みそうだ。両者ともに欠かせない存在になることは間違いないだろう。ただし、ディ・マリアロールとの決別がチームを自由にするかどうかはわからない。アトレチコ・マドリーもマンジュキッチは馴染みそうだ。もともと守備にも定評があり運動量が豊富なタイプなので、アトレチコ・マドリーのスタイルにぴったり。あとは独力でボールを長い距離運べるアルダの代役がいるかどうか。代役になれそうな選手入るので、あとは実践あるのみか。

ぼくたちは相手を観てサッカーができているのかどうか。

らいかーると「さて、来週から本館が復活するよ、というわけで、今日のお仕事で一区切りになる予定がこちらのブログ。」

てんかーて「でも、一ヶ月更新しないと、見難くなるからね。それまでには更新する予定なんだけどね。」

らいかーると「今回のお題は題名のとおりだね。早速だけど、今週に観戦したJリーグの試合から注目ポイントを並べていくよ。ま、形を変えたプレビューだと思ってもらえればって感じかね。」

らいかーると「では、最初にガンバ大阪から観ていこう。特徴は多彩な攻撃と4-4の守備ブロックかな。前線の2枚も守備をやる気が無いわけではないので、連動するときはハイラインプレッシングを見せるよ。」

てんかーて「遠藤がいるから、遅攻撃もできる。宇佐美がフリーロールで動きまわるね。SHの選手が労働を惜しまないので、バランスが壊れない。パトリックが右サイドに流れるのが仕様なのか、相手への対策かの答えはまだ出ていない。」

らいかーると「では、そんなガンバにどう戦うか。4-4-2の守備は前線がカウンター要員の意図もあるからそこまで熱心に守備をしない。よって、FWとMFの間のスペースを支配することを狙う。そこからは遠藤周りを狙っていくか、繰り返されるサイドチェンジがベターだろうね。」

てんかーて「ただし、カウンター要員の迫力は異常なので、相手よりも一枚多く残さないきつい。特に相手がサイドに流れたときに、SBが横幅隊だとCBがカバーリングに奔走することになるので、賢くない。」

らいかーると「整理すると、FWとMFの間のスペースの支配とカウンター対策をしっかりやるかどうかだね。ボールの失い方を気をつけるでもいいかもしれない。」

てんかーて「次は横浜F・マリノス」

らいかーると「基本構造は変化していないのだけど、藤本がスタメンからハズレて、ぼくらの兵藤が復活している。今までに比べると、サイドサイドにこだわりがない。SHが中央に侵入して、ボールを受けてみたいなノーマルな方向によっている気がする。ただし、今までの得意技を封印する気もない。これは攻撃の幅、いつだって同じ手を出すという切なさを考慮すると、ポジティブな変化といえる。」

てんかーて「ただ、ゴール前の枚数が足りない。俊輔のピッチ全体で行われるヘルプがチームの生命線だが、トップ下の選手はゴールに近い位置でプレーすることも必要。そのときに、周りの選手で補完できているかというとできていない。小椋と中町が飛び出しても最近は曖昧で微妙。だから、得点が入らない。」

らいかーると「最大の問題点は相手がハイプレッシングを仕掛けてきた時にボールを放してしまう傾向があること。ボールを放しても守りきれる守備の幅は健在だが、カウンターも入りそうではいらない。ボールを保持していないと試合のリズム、テンポをコントロールすることができない。横浜F・マリノスはボールを保持してさあどうするみたいなところがあるので、相手のプレッシングにどうするかが問題。ただし、相手にボールを持たせないように、こちらもハイラインプレッシングを仕掛ける強かさを持っている。」

てんかーて「相手はマリノスからボールを取り上げたあとのプレッシングを合戦をどのように回避するか。それをポゼッションで回避するか、トランジッション対決に意図的に持ち込んで走力対決にするかといろいろと手は打てる。」

らいかーると「次にヴィッセル神戸。ボールを保持したら強い。そういう意味でマリノスにほんのすこしだけ似ている。基本は中央攻撃。サイド攻撃はSBにおんぶにだっこ。中央攻撃を円滑に進めるために、森岡の列の調整、CHとSHの中央突撃がコンボになっている。ただし、。チョンウヨンに相手のカウンターを凌ぐ能力はないので、SBが高いポジショニングを取ると、カウンターで一気にピンチになる仕様。そのために、ネガトラを早くしているのだが、最近は暑い。」

てんかーて「中央をしめていれば、何とか凌げるかもしれない。ただ、中央に盾を何枚も並べても、盾の上から延々と叩き続けて徐々に崩壊させていくくらいの破壊力は持っている。よって、サイドにボールを誘導しまくるのが吉。そして、左SBに適任者がいないので、そのように守備をしこめば、バランスがゆっくりと壊れていく可能性が高い。左サイドへのヘルプで中央の枚数が減るだろうし。」

らいかーると「基本はボールを持たせないで体力を削りたい。なので、いかにして神戸のプレッシングを外しながら時間を殺せるかどうか。4-4-2の守備で、2-4の間にはスペースができる傾向が強いので、DHのピン止めを行えば、簡単に瓦解する可能性が高い。」

らいかーると「FC東京。4-3-3の守備はかなり手強くなってきている。ただし、インサイドハーフの運動量は異常なので、そのエリアを攻略したい。最初に3を攻略するために、中央はボックス型か菱型で4枚を準備したい。FC東京のトップ下の選手のピン止めにアンカータイプの選手をおいておく。あとは余った選手を出口として、ボールを運んでく。」

てんかーて「単純に空いているからという理由でSBにボールを運ぶと、サイドチェンジさせない型で詰む傾向が強い。アウベスばりにサイドチェンジができるならそれでも問題ないが、非現実的。いかにして、最初の3枚を攻略し、中央からボールを運ぶことで、FC東京の守備を中央に絞らせることができるかが鍵となる。攻撃うんぬんよりも、まずはここ。相手にボールを持たせて守備機会を削るというのも手だが、良いクロス上げてくるよ。」

らいかーると「アルビレックス新潟。4-2-2-2。自分たちでボールを運ぶにしても得意のハイプレッシングも機能している。中央が閉まれば、サイド。サイドが閉まれば中央と判断も悪くない。相手が強烈なプレッシングをかけてきたときはまだ未知数。」

てんかーて「相手のCBとSBの間のスペースを狙う意図もあり、やっていることは間違いない。ただし、最後の精度がきっつい。トレーニングで何とかするしかない。問題は守備。代名詞のプレッシングも基準点を狂わされると、機能性を失う。また、マンマークの意識が強いので、相手のポジショニングに従属してしまう傾向がある。」

ヴィッセル神戸対ガンバ大阪の雑感

らいかーると「さて、今回はJリーグの試合の雑感を話し合うのコーナーだ。」

てんかーて「なぜ本館でやらないのかを最初に説明してもらおうか。」

らいかーると「両チームの情報が少なすぎるからだ。ぼくは自分の目で観たものしか信じないから、他の人の試合レポを観て、それをさも自分が観てきたかのように書くのが嫌いなんだ。なお、別に特定の誰かを指しているわけではないぞ」

てんかーて「確かに憶測でこれはヴィッセル神戸対策です!って書くわけにもいかないからね。パトリックが右サイドに流れに流れていた。それはヴィッセル神戸の短所と繋がっていたけれど、パトリックが得意としているプレーだったという可能性もある。それを断言するにはパトリックという選手を把握していなければならない。」

らいかーると「まあ、そういうことだね。適当なことは書きたくない。で、適当なことをそれでも書くときはこちらを利用すると。」

てんかーて「では、早速行こうか。ずいぶんと点差がついてしまったけれど、その要因はなんだと思う?」

らいかーると「点差がついたことはたまたまだと思うよ。宇佐美もラッキーだったと自分のゴールを振り返っていたけれど、そういうことはある。ただ、昨日の試合への取り組み方を観ていると、ガンバ大阪が勝つべきだったとは思うけどね。」

てんかーて「なるほど。試合への取り組み方というのはどういう意味だい??」

らいかーると「ヴィッセル神戸は愚直に中央突破を繰り返していた。おそらくそれが自分たちの最大の武器なんだと思う。で、その解釈も間違っていない。ガンバ大阪が中央を固めているのにもかかわらず、中央から強引にフィニッシュに近い場面を何度も作ることができていた。ゴールは生まれなかったけれど、相手が守りを固めている部分を強引にこじ開ける可能性みたいなのは感じたよ。ただ、それってあまりに非効率だし、相手を観てサッカーしているのか??っていうと、微妙なんだよね。」

てんかーて「セットプレーからの失点も多かったからね。良いキッカーがいると、ヴィッセル神戸のセットプレーの守備はちょっとやばそうだね。」

らいかーると「ヴィッセル神戸で印象に残っているのは、川崎フロンターレ戦なんだよね。相手の良さを消すためにボールを保持すべきだって提案は素晴らしかったと思う。この試合でもボールを保持しているときは神戸の流れになるんだよ。でもね、暑いんだよね日本。暑すぎるんだよね日本。だから、ボールを奪われた後のネガティブトランジションで後手を踏む場面が目立つようになってきたんだ。また、相手から一秒でも早くボールを奪い返すハイプレッシングもコンパクトさがなくなってきた。そうなると、相手にボールを渡すことになるし、カウンターをくらう回数も増えていく。」

てんかーて「中二日だったよね、確か。そういう過密日程の影響も考えられるんだろうけどね。わかりやすくいうと、ヴィッセル神戸は自分たちのサッカーを出来る仕組みはある。でも、気候的にそれがきつくなってきていると。そのときに自分たちのサッカー以外で相手に対抗する必要があるんだけど、それらの強度が残念ながらない」

らいかーると「さらに、セットプレーの守備が弱いとなると、これはまずいね。マンツーとゾーンを上手くミックスさせれば、頭数は揃っていると思うんだけどね。あとは中央突破に伴うSHの帰陣の遅さかな。小川が岡崎仕事がんばっているんだけど。ペドロ・ジュニオールは間に合わないからね。」

てんかーて「ヴィッセル神戸の狙い所はなんとなくわかってきたね。では、ガンバ大阪はどう?」

らいかーると「ヴィッセル神戸に比べると、自分たちの型はないかな。攻撃に関しては速攻も遅攻もいける。どっちが得意かはちょっとわからない。守備は4-4のブロックが基本。4-4-2で守るときはハイプレッシングな雰囲気。FWとMFの間のスペースを支配してから、サイドチェンジを繰り返して選手の距離を引き離していく定石の形が効果的だと思うけどね。」

てんかーて「宇佐美は好調そうだったし、遠藤と今野の中央コンビの役割もしっかりしていたね。SHに走れる選手を配置しているのは象徴的だけど、まあ悪く無いと思うよ。」

らいかーると「きょうはこんなところで、ではまた。」

ブラジルワールドカップの総括をしよう!!!

らいかーると「さて、今回はブラジルワールドカップの総括をせよ!!という命令が届いた。」

てんかーて「こちらのブログでやるということが、やる気のなさを如実に表しているのは気のせいか。」

らいかーると「こっちのほうが適当に書けるというのは事実だが、だからこそ書けることがあるというのもまた事実なり。」

てんかーて「では、始めていましょう。最初にトレンドの整理から始めていこう。」

らいかーると「ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず。流行は繰り返されるけど、元の型とは姿をかえているので、しっかりと吟味する必要が有る。」

てんかーて「最近の流行は何だろうね。」

らいかーると「攻撃面ではボール保持者をフリーにすることだと思うよ。ゾーン・ディフェンスはボール保持者にプレッシングがかかっていることが前提。マンマークはその名の通りで相手を全部掴まていることが前提だからね。いかにして、攻撃の起点を自由にするかは色々なチームが工夫していると思う。」

てんかーて「ただ、守備側の理屈からすると、カウンター要員残しで相手に攻撃参加させない、だから相手のCBはフリーでもOKとか、そのエリアからはプレッシングをかけないとかあるから、一概にどうこうは言えないけれど、間違ってはいないだろうね。」

らいかーると「守備面では、攻撃で相手の守備をどうこうするってのは難しくなりつつあるね。ゲーゲンなんちゃらが終わりを告げたってドイツの誰かが言っていたけど、バルセロナの攻守の切り替えも機能しなくなってきている。その理由は2つあって、自分たちのネガトラの圧力が落ちたという単純な理由。そして、相手がネガトラ回避のために、組織的、そして個の能力が洗練されてきた事情がある。」

てんかーて「まだあるよ。ボールポゼッションに対して、相手に依存しすぎないポジショニングで守る中央圧縮のゾーン・ディフェンスが出てきたことも忘れてはいけない。ボールを循環させることで相手のポジショニングをずたぼろにすることが自らの攻撃で相手のカウンターを破壊することにあるんだからさ。レアル・マドリーもアトレチコ・マドリーも見事なゾーン・ディフェンスでカウンターを何度も成功させていたのが記憶にあたらしいね。」

らいかーると「こういった流れ、トレンドから考えると、ワールドカップの特徴はどうだったんだろうね。」

てんかーて「多く見られたのが相手にポジショニングに依存するマンマークディフェンスだったのはちょっと興味深いね。ただ、この方法はセリエで見られる3バック、または、人海戦術により、ゾーン・ディフェンスの隙間にポジショニングする選手を捕まえるものとして、今でも多く見ることができる。いわゆる有力なチームが採用している方法かと言えば、疑問が残るけれど、だからといって時代遅れだなんていう必要はないね。ただ、未来に繋がるかといえば、すでに消費された方法といえそうだけども。」

らいかーると「攻撃面では猫も杓子も4バックからの3バック変化だったね。マンマークのチームが多かったから、動的な崩しや個の能力で打開できるチームが上に上がっていったと思うよ。動的な崩しというのは、フリーランニングによるスペースメイクなどの話ね。スペースがなければ、走って作ればいいというのはかつてのアーセナルの得意技だった。」

てんかーて「いかに相手の背後に走りこむかという話だね。」

らいかーると「特にSBの裏のスペースだね。そう考えると、教科書に忠実だと言っても良いね。」

てんかーて「では、印象に残っているチームについて考えていこうか。」

らいかーると「最初はオランダかな。ロッベンとファン・ペルシーをカウンターを要員で残すために5バックに変換したのは楽しい発想だった。しかもだよ、それまでのオランダはクライフ御大を怒らせるようなサッカーをしていた。だから、ワールドカップの予選では新しい選手、今回の大会でDFラインを務めていた選手をたくさん起用して、モダンなサッカーをしていたんだ。でも、本番はいつものサッカーに戻っていた。勝つためには手段を選ばないというファン・ハールの一面が見ることができたね。」

てんかーて「予選と本戦は別物だという考えかもね。ストロートマンとファン・デル・ファールトが健在だったら、計算式も変わっていたのかもしれないけども。大切なことは、ロッベンたちを輝かせるために、自陣に撤退して彼らにスペースをあたえる、という考えだね。ロッベンはMVPに選ばれてもおかしくない働きだった。」

らいかーると「次はドイツ。自分たちのサッカーなんてしらねーみたいなサッカーだったね。出来損ないのカメレオンって言葉を使わせてもらっているのだけど、ドイツはいいカメレオンだったか、というとどうだろうね。」

てんかーて「色々なことができるというのは、戦術の幅があるということだし、様々な状況に対応できるから素晴らしいことだよ。ただ、その中でも俺たちはこれが一番得意で強いというものがないと、本来はぶっ壊されるのが世の常だったんけどね。今回のドイツはどの局面が一番強いか非常に見えにくかった。」

らいかーると「それはどの局面も強いから、ということにはならないのかい??」

てんかーて「アルジェリア戦がいい例だけど、ボールを持たされたときに必ずしも強さを発揮できないんだよね。アルゼンチン戦も90分で決着をつけられなかったでしょ??この2試合は結果が逆になっていてもおかしくはなかった。ドイツはここのクオリティが上がれば、手が付けられなくなると思うよ。ただ、だからといって、自陣に撤退した守備が強いかというと、そんな印象もない。だから、今までスペインにやられてきた歴史がある。」

らいかーると「その点はグアルディオラの指導でもっと発展していきそうだけどね。次のEUROでスペインを直接倒せば、ドイツは積年の呪いから解放されるというわけだね。伊はプランデッリでなくなれば、どういうサッカーに変容していくかわからないしね。ただ、スペインもシャビとピケを試合に出さなかったようにどこに向かっているかわからんけどね。」

てんかーて「そういう意味では賽は投げられたという展開になるかもしれんね。」

らいかーると「次はアルゼンチン。アルゼンチンはペケルマン、ビエルサ以降に追い始めたので、良い印象がまるでない。初めてコパ・アメリカを観たときに、南米のサッカーに仰天させられたことを覚えているよ。3-4で守るか、4-3で守るかそれが問題だ!!みたいなサッカーで満ち溢れていた。これが南米だ!!って考えさせられた」

てんかーて「そんなアルゼンチンがファイナルラウンドからいきなりモダンな4-4-2に変更。しかも、GKとDFのスペースを埋めることで、FWとMFの間のスペースを捨てても問題ないことを証明してしまった。未だに攻守分断と言われるのはちょっとかわいそうだね。特に決勝戦はCLでもよく見られる試合だったよ。しかも、カウンターで決定機を3度作ることに成功しているし。どっちに転ぶかわからない決勝戦だったと評価すべき試合だった。」

らいかーると「やっぱり守備の頭数は必要だよね。レアル・マドリーも4-4で守り倒してから一気に安定したイメージが強いし。そういう意味でブラジルはどうだったんだろう??」

てんかーて「ドゥンガ時代は全員攻撃全員守備が機能していた。スコラーリも同じイメージは持っていたと思うんだけど、実際に前線の2枚は深追いしすぎだったと思うよ。アルゼンチンはいっそのことわりきっていた。もちろん、連動すべきときは連動した守備をみせていたけどね。ブラジルは割り切れなかったので、中盤の中央コンビがよくわかんないポジショニングになっていたのだと思う。マスチェラーノたちのように、しっかりとどの位置から守備を開始するか定めることができれば、同じくらいに守れたとは思うけどね。ただ、フレッジに守備免除が必要かどうかは議論をするまでもなさそうだけど。」

らいかーると「では、きりのいいところで」

てんかーて「質問があればコメント欄に登場してください。」

ロンドなしでは生きられない

らいかーると「さて、ワールドカップの真っ最中だけども、今回はまたまた不思議な企画が舞い込んできた。」

てんかーて「その企画とは、欧州サッカー批評のグアルディオラ特集を振り返ろうというもの」

らいかーると「グアルディオラ特集の中に、バイエルンのトレーニングメニューについての記事があった。そのトレーニングメニューをせっかくだから目に見える形にしてみようと。」

てんかーて「何か問題があればご連絡ください。速攻で消します。」

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らいかーると「最初がこれです。なお、トレーニングメニューの詳細は書いてありませんので、吾輩の妄想、空想、願望が下地になっていますので、ご了承ください。では、解説をよろしく」

てんかーて「図に解説もかいてあるけどね。最初の6対2はバルセロナで見られるロンドだね。ようつべでも探せべ出てくるやつだと思うから探してみてください。ワンタッチでパスを回すだけです。」

らいかーると「強いて言うなら、注意点は身体の向きだろうね。パスに対して正対すると、ワンタッチの場合はパスコースが限定されてしまうことがあるからね。もちろん、身体をねじりまくればそれでもできるだろうけどね。」

てんかーて「次が5対5+3フリーマン。ロンドをやる際の注意点はポジションをしっかりと決めること。ポジションを決めないと、状況のトレーニングにならないからリアリティがないんだよね。数的優位の時点でリアリティがないではないかと言われそうだけど、そういうプレーモデルを考えているのだから、そこは目をつぶるしかないよ。」

らいかーると「フリーマンのDHをラームだと思えば、現実的だよね。CBが横幅をとって、間にラームが落ちてくる。バイエルンの試合でよく見る形だよねこれ。で、ラームにマークがついてきたら、もう片方のDHを使うか、FWが落ちてくればいい。これはクロースの動きに似ている。サイド循環の話については、相手が中央をしぼったときのボールの前進させる教科書だね。ワールドカップのアルゼンチンが愚直にやっている方法論だよ。」

てんかーて「この後に6対6のゲームを行うのだけど、ゲームは省略いたします。恐らく、CB2枚、DH1枚、SH2枚、FW1枚でポジションを組んでいると思うけどね。大切なことはゲームでもチームの11人制と繋がりを持つことだね。」

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らいかーると「ポジションが見えるという意味で、より実践的になっているね。ちなみに、このメニューはレポートには書いてないけど、本文には書いてあるというよくわからないものなんだよね。メニューはよくわかるんだけどさ。」

てんかーて「恐らく前進すべき方向がきまっていて、あるラインを超えたら勝ちってトレーニングだと思うよ。GKがいてもおかしくない練習だけどね。さっきのトレーニングと重なるけど、中央の数的優位がグアルディオラにとって生命線ともいえそうだね。」

らいかーると「その他のトレーニングを見たのだけど、あれだよ、全部これだよ。ただ、4対4+3フリーマンは超有名だから図にしようか。5対5+3フリーマンと似ているっちゃにているけどね。」

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てんかーて「DHの選手を使うことで、横幅を使えるし、DHの選手のポジショニングによって、横幅を使える。むろん、そのままターンして逆サイドのGKにパスをしても良い。」

らいかーると「流行りの言葉を使えば、フエゴインテリオールとかエントレなんちゃらの効果をより体感できるトレーニングであります。」

てんかーて「最後におまけやね」

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らいかーると「今回の教訓をまとめると、しっかりポジションを決めてからロンドをやれ!!!」

てんかーて「そうしないと、リアリティがない練習になり、練習のための練習になってしまうと。」

らいかーると「みなさん気をつけましょう。」

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